【大麻 (ヘンプ / Hemp)】

■ヘンプについて

大麻と聞いて何をイメージしますか?

あまり知られていませんが、日本の大麻文化は古く縄文時代からの歴史があります。

鳥浜貝塚遺跡(福井県)からは、12000年前の大麻の縄が出土してます。弥生時代の登呂遺跡(静岡県)から出土した織物の大半は大麻製です。

その後、奈良・平安時代でも日本各地で大麻が栽培されておりました。

江戸時代は、一般市民の衣服の殆どが大麻繊維であり、明治時代には、明治政府により大麻と亜麻の栽培が推奨されておりました。

なお、1886年から1951年までの65年間に渡り、日本薬局方に大麻は医薬品登録されています。

昭和になり軍需用に大麻の増産が推奨されます。

しかし、敗戦後の1947年4月23日に連合軍総司令部(GHQ)がポツダム宣言に基づき公布された【大麻取締規則】により大麻の栽培が規制され、翌年1948年7月10日に【大麻取締法】が制定されました。

これにより、免許制度となった為に日本人の日常生活の中で親しまれていた大麻栽培も全国的に生産者が激減します。

近年では2013年、2014年に大麻栽培の免許が交付されております。

歴史的に考えても、日本における伝統であり産業であることに間違いはありません。

現在では、産業用大麻は世界標準になりつつあります。その産業用大麻の可能性が、あらゆる産業界に注目されております。

何故ならば、地下資源(石油)に変わるものとして、例えば、30.000~50.000種類の石油製品を、大麻で生産することが可能となります。

もちろん、私の携わる業界・造園や建築の分野でも注目されております。

これは、時代の流れではないでしょうか?

 

【ヘンプガーデン / Hemp Garden】

■何故、ヘンプガーデン?

もちろん現在の大麻取締法のもとでは、庭で大麻栽培はできません。

しかし、産業用大麻製品や伝統的な麻柄を使うことは何等問題ありません。

先に挙げた産業用大麻製品は、現状国内での供給が難しい事もあり、造園資材としての普及にはもう少し時間が掛かると思います。

そこで、啓蒙活動を踏まえ、風雅伝では日本の伝統である麻柄模様を取り入れた庭つくりにも力を注いでおります。

大麻は、日本古来から神事にも使われている大切な植物です。神社のしめ縄・鈴縄などにも使われています。

昔から大切な行事、例えば天皇が即位するときには、『あらたえ』(麻の布)を作り、天皇に奉納する儀式が現在でも行われています。

歴史を辿ると、日本人は大麻と共に豊かな生活を築いて来ました。

「失われたものを取りもどす」それは、これからの子供たちの明るい未来を築く事に繋がると考えます。

少しでも多くのお庭に、この麻柄模様のをご提案させていただき、ご理解していただければ幸いです。

風雅伝の理念として原点回帰がキーワードとしてあります。

大麻(ヘンプ)こそが究極の素材・材料であり、私たちのDNAの眠った記憶を蘇らせてくれるものと考えております。

最終的には、植栽のひとつのアイテムとして、ガーデンデザインの中で取り入れ、更に庭に大麻を植える事が出来るようになることを願うばかりです。

 

写真=栽培者免許所有者の畑@2014

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